乾物屋と言っておきながら、乾物の定番があまりないすみれやです。先日やっと昆布が入荷しました! 開店から4年半。少し乾物屋らしくなってきたでしょうか?

同業者仲間で、すみれやのよき理解者の乾物屋スモールさんの紹介で、北海道・函館の昆布漁師 ジュンヤ・オカヤマさんから仕入れました。3種類あります。
出汁用促成真昆布は11月に種付けし、翌年の6月〜7月まで大きく成長させてから水揚げしたもので、出汁をとるのに一番適した昆布です。
早煮真昆布は11月に種付けし、翌年の3月〜4月の身薄くまだ若いうちに水揚げしたもので、こちらは身薄いので食べやすく、煮物などに向いています。
そして千切りビストロ昆布は若く柔らかい真昆布の新芽だけを水揚げ後茹でて、細く千切りに刻んだものをシート状に伸ばして乾燥させたものです。シャキシャキ感が楽しめます。5分から10分ほど水で戻した後、ドレッシングをかけてサラダにしたり、そのままスープや味噌汁に入れても簡単にいただけます。

すみれやでは袋詰めしたものも販売していますが、量り売りもしています。ビニールに入れっぱなしにしておくと、湿気ってしまったり虫が湧きやすかったりします。しっかりと閉まるビンや缶に入れて保存することをお勧めします。特にビンは外から何がどのくらい入っているかよく見えるので、とても便利。使い忘れも減ります。お近くの方はビンごと持ってきていただけたら、直接量り売りで購入していただいて、そのままキッチンに置くことができるので楽チンです。余分なプラスチックゴミも減ります。

最近量り売りコーナーを利用してくださる方が増えて嬉しいです。量り売りの商品の種類も増えて、楽しくなってきました。(春)