手縫いの基本の「運針」を習ってみませんか?
もともとは和裁で使われる技法ですが、日常のちょっとした手縫い仕事や洋裁で直線縫いをするときなど、一度身につけるととても役立つ手仕事の技です。
どうぞどうぞお氣楽に、針と布に親しむ和やかなひと時をご一緒しましょう。

日時:2018年6月9日(土) 14:00~16:00
参加費:2,300円(材料費込)
定員:6名(予約制)
持ち物:針山、小ばさみ(針と布は、ご用意いたします。コースターにしたい布をお持ちの方は、表用と裏用に2枚の布をお持ちください)
服装:あぐらができる格好

【内容】
・自分に合った指ぬき作り
・運針の練習(針の持ち方、手の動かし方など、ひとつひとつゆっくりと進めていきます。)
・運針を使った小物作り(コースターを予定しています)

【予約・問い合わせ】

「info@sumireya.org」まで①ワークショップ名、②お名前、③電話番号、④メールアドレスをお知らせください。
※ 2〜3日経っても返事がない場合は、お手数ですが、すみれやまでお電話にてお問い合わせください。

【運針について】

なかなか耳にする機会がなくなっている「運針」ですが、これは日本に昔から伝わってきた、手縫い(なみ縫い)の技です。初めて見るとちょっと驚きもあるかもしれない、なかなか面白い縫い方です。
着物を手縫いで仕立てる「和裁」の世界では、今でも運針による仕立てが行なわれています。
かつて家庭の中で家族の着物を縫っていたころ、運針は、和裁を職業とする一部の人たちの間だけではなく、日々の暮らしの中に、自然と息づいていたものだったのだろうと思います。
「和裁」というとちょっと特殊な職業という印象が濃く、「暮らし」とのつながりをあまり感じられないかもしれません。
でもその和裁に用いられている運針という技術は、誰でも身につけることのできる、とても愉しい手しごとの技です。
運針が、和裁という限られた世界の中だけではなく、また着物を縫うことにとどまらず、もっと広く、暮らしの中の手縫い仕事に活かされて、伝わっていくものになったら・・・と思っています。きっと、「手縫い」がもっと身近になり、そして、誰かへの想いや氣持ちをカタチにする手縫いの世界が、もっと豊かに広がるのではないかなと、想いを膨らませています。

【講師プロフィール】

いときち

「着物」という日本の衣にあらゆる面から関心を抱き、“着物を知るには仕立てるところから”、と思い、和裁を学ぶ。
今、さまざまな素敵な出逢いを通して、人の想いや色んな物の結びつきから生まれる「暮らしに息づいた手しごと」の豊かさを、あらためて感じる日々。
よろこび、たのしさ、幸せが生み出される結びつきを大切に想い、「結」の字から、「いときち」です。