9月4日(水)〜29日(日)まで、「竹の生活道具展」をすみれやで開催します。1階奥の展示コーナーです。高知の安澤れみさんがしっかりと編み込んだ竹の作品が勢揃いします。

昨年末にも展示販売しましたが、その時にすぐ売れてしまったお弁当箱は中と小を作ってもらいました。油分がある表皮が中にくるように編んであるので、おにぎりなどを直接入れてもくっつきにくいのです。かごの四隅の角の部分は籐でしっかりと補強してあるのでとっても丈夫です。

今回はバスケットも新たに送ってもらいました。とってもしっかりした作りです。ぜひ手にとってご覧ください。一生ものです。また、竹のコーヒードリッパーや味噌漉しも仲間入りです。この味噌漉しを使ってお味噌汁を作ると、雑味が取れてスッキリした味の味噌汁になるそうです。少し大きめなのは、洗いやすさを考慮したからだそう。

私は前回茶碗かごを購入して、毎日使っています。器のあたりが優しくて、これまで使った水切りかごの中で一番納得して使っています。水に濡れてカビやすいので、使った後は窓のところにかけています。半年以上使ってまだほとんどカビていません。気になるときに熱湯をまわしかけて、お天気の良い日に時々干すとカビにくくて長持ちします。

正直言って、安くはありません。でも、この道具は安澤さんが一番良い時期(虫が入りにくい)に竹を切って、環境負荷のかかる薬を使わずに青竹のまま加工し、見て美しく、使って丈夫な作品を一つ一つ手作りしたものです。修理も可能と言ってくださっています。現在展示しているものが、今回仕入れた全てです。ぜひ9月29日(日)まで悩んでください。そして購入された方は、お手入れをしながら日々の生活の中で長くご利用いただけたら嬉しいです。
(春山)