マイクロプラスチックの問題について最近よく耳にします。大量のプラスチックごみが世界中で捨てられ、環境に流出されたプラごみのほとんどは最終的に海に流れ込みます。そして海の生態系に大きな影響を与えています。マイクロプラスチックとは、5mm以下になったプラスチックのことで、世界中の海中や海底にすでに存在しているそうです。

私たちが生活で普通に使っているものも、マイクロプラスチックになると聞いてから、私はなんかそわそわしています。私の生活から出る量はわずかかもしれないけれど、知ってしまったらそれを出すものを使うのはなんか心地よくない。でも、一体何を使ったらいいの? というケースがよくあります。台所のスポンジはその一つでした。使っているうちにスポンジは少しずつ削られていきます。それがマイクロプラスチックになっているのです。よいと思っていたアクリルたわしもマイクロプラスチックになると聞いてショック!

すみれやで代替品の提案をしたいなと思って、いろいろ調べたり、使ってみたりしました。そして、セルローススポンジと竹布のキッチンクロス、そしてスクレーバーを今回は紹介することにしました。

私はもともと好んでセルローススポンジを使っていたのですが、これもプラスチックかと思って使うのをやめていました。でもよくよく調べたらセルロースは木材や草の端材を活用した植物性繊維で、天然素材100%のものだということを知りました。このスポンジは吸水性も優れているので、水を拭き取るのにもよいです。手にも馴染みやすくてオススメです。普通にスーパーで売っているところもあります。

竹布のキッチンクロスも、洗剤をあまり(ほとんど)使わなくても綺麗に洗えるので、気に入っています。食器の汚れを事前にスクレーバーで拭っておくと、さらに洗剤のお世話になることも少ないです。このスクレーバーは食器の汚れ以外にも、まな板の水切りやボールからものを移す時などに活躍します。シンクの近くにかけておけるので、便利です。

これらはすみれやでも販売しています。使うものさえ変えたら、特に努力をする必要なく問題を回避できる。そんなことはたくさんあるのではないかなぁと思います。ぜひ参考にしてください。

(春山)