夏休み1日目の今日は、美山のえびさか養鶏場さんを訪問して来ました。
すみれやでは平飼いたまごをこちらから毎週入荷しています。

作業の合間に中島さんと息子さんが出迎えてくださいました。

えびさか養鶏場さんには二千羽ほどのニワトリがいて、夏は毎日1,200個くらいのたまごを産むそうです。この時期はニワトリも暑くて食欲がなく、たまごの大きさも小さめで少なめ。春や秋は大きめのを1,800個くらい産むそうです。人間だけでなく、ニワトリも夏バテするのですね。

日本ではこのような平飼いのたまごは実はとても少なくて、小さなケージにニワトリを入れて飼育する方法が主流です。ほとんど動き回れないくらい小さな空間の場合も多いようです。

アニマルライツセンターの2023年の調査によると、日本でケージフリー飼育のニワトリの割合は1.11%だったそうです。他の国に比べると、かなり低い数字です。

そう考えると、ここのニワトリたちは日の当たるところにも自由に出入りできて、土を掘ってゴロゴロしたり、土や草をついばんだりとニワトリ本来の動きをとることができて、かなりラッキー。動物にとっては当たり前のことなのですが…。

ケージ飼いの場合は外国産のニワトリを飼育することが多いそうですが、こちらではもみじという国産鶏を飼っています。

飼料は輸入の配合飼料を購入しているとのことですが、トウモロコシや大豆粕は遺伝子組み換えではないものを使っているとのこと。また、鶏舎のすぐ横の田んぼで飼料米を自分たちで作って、それも飼料に混ぜています。

経済優先だったら何万羽ものニワトリを小さなケージに入れて飼育する方が儲かるのでしょうが、小規模でもニワトリがストレスなく生きていける飼育を手間をかけてしている様子を見せていただいて、ほっこり帰宅しました。改めて貴重なたまごをいただいているんだなぁと実感。

えびさか養鶏場さん、お忙しい中、そして暑い中、いろいろ教えていただいてありがとうございました!