すみれや1階奥の展示スペースで「蜂屋うちわ職店」さんの京うちわの展示販売を7月19日(日)までしています。

以前からうちわを作っている方を探していたのですが、とても近くで若い方が作っていました! すみれやの店番をお手伝いしてくれている方が紹介してくれました。蜂屋さんの工房は銀閣寺の近くの鹿ケ谷にあります。先日、スタッフと一緒にお邪魔してきました。

蜂屋さんは京うちわを作りたくて京都に引っ越してきました。はじめからすんなりと希望の京うちわのお店で働けたわけではないのですが、粘って、他のバイトもしながら、徐々にお仕事ができるようになりました。今年で9年目だそうです。昨年の春に自分の小さな工房を構えるようになりました。

京うちわの特徴は細い竹を放射状に並べたうちわ面とは別に作られた柄を差し込んだ構造です。観賞用としても発達しているところが京都っぽい〜。
蜂屋さんは和紙だけでなく、外国の布や、シルク、銅版画作家さんの作品などを果敢にうちわに仕立てています。今回展示販売で並んでいるうちわの中には、和紙を藍で染めたものや、紅花が和紙に漉き込まれているものなど素材自体も本当に素敵なものが多くて、目移りします。この夏はぜひお気に入りの京うちわで涼んでください。プレゼントや保管用に専用の箱も販売しています。
(春山)