今年はお醤油を自分で作ってみませんか?
綾部の農家さんたちが協力して「今しぼり」という会社を作り、お醤油キットを作っています。先日はすみれやでも今しぼりから水田さんに来ていただいて、お醤油作りのワークショップをしていただきました。
このキットを使えば、お醤油自体は簡単に作れます。瓶に醤油麹を入れて水を注ぎ、混ぜるだけです(詳しくは購入時に説明書をお渡しします)。秋頃には自分で育てたお醤油を味わうことができるというありがたいセットです。材料は国産のものを使っています。
水田さんのお話しによると、大手の会社のお醤油のほとんどは、大豆から油を薬品を使って抽出した後の脱脂加工大豆を使って作っているそうです。国産の丸大豆で作っているお醤油は全体の2%くらいにしかなりません。
自分でお醤油を作るということは、もろみも味わえるということです♪ 市販のお醤油の搾りかすは飼料になるか廃棄されるのですが、自分で作れば最後まで全部おいしく使い切ることができます。
先日のワークショップでは、お醤油をしぼった後に残るもろみを使って、それぞれの調味料を作りました。お互いの調味料を味見し合ったりして、もろみを使った世界が一気に広がりました。この日に参加者が作った調味料の例をいくつか紹介します。
・もろみ+柚子胡椒+柚子果汁+甘酒
・もろみ+クミン+甘酒+柚子果汁
・もろみ+梅+かつお節+黒糖+菜種油
・もろみ+かつお節+ごま
・もろみ+酢+菜種油(ドレッシング風)
他にもごま油やマヨネーズ、スパイスやハーブなどさまざまな材料が用意されていて、皆で実験のように調味料を作りました。この日にブレークしたのはクミンでした。以外ともろみに合います。
お醤油の仕込みは4月いっぱいまでということで、すみれやでも4月末までこの「育てる醤油」キットを販売します。なお、もっと大量に仕込みたいという方には、醤油麹のみの販売もいたします。ただ、その場合は必要な量を予約していただいた後に、注文をするという流れになりますので、多少お時間をいただきます。
自分で作ったお醤油ともろみを味わう日を心待ちに、今年は大事にお醤油を育ててみたいと思います。(春)