すみれやで第1回目のしめ縄飾りワークショップを開催しました。
講師として来ていただいたのは、ヒュッゲナチュラの富岡さんと、さとう植物店の佐藤さんです。
すみれや会場には、南天、月桃、松、松ぼっくり、ユーカリの実、ヘクソカズラなど、かわいい植物がたくさん準備されていました。
まずは、練習用に細く束ねたわらを使い、縄を綯う練習です。
足先で根元を抑え、両手を使って縄によりをかけていきます。
乾燥しているとうまくねじれないので、霧吹きで水をかけてわらを湿らせます。
富岡さんのお手本ではスルスルと縄の形ができて簡単そうに見えましたが、
実際にやってみるとけっこう難しい!
それでも、何回かやってくるとだんだんとコツがつかめてきて、
やっとそれらしい形になってきました。
まだまだ撚りが足りませんが…。
そして、今回初めて知った豆知識。
しめ縄飾りなどの神事に使われる縄は左撚(よ)り、
日常的に使うロープなどは右撚(よ)りのものが使われているのだそうです。
おんなじように見えていた縄ですが、ハレとケで使い分けがされていたんですね。
次に本番用の縄を綯いました。
本数が多くなると、きれいに綯うのがさらに難しくなります。
少し苦闘しつつ、くるんと丸くするとそれっぽい形になりました!
しめ縄の形が整ったら、いよいよお楽しみの飾り付けへ。
今回の目玉は、何と言っても古代米の穂が使えることです。
赤米、緑米、黄米、白米(しろまい)が準備されていました。かっこいい!
メインで使う稲穂を決めたあとは、
木の実や木の葉、水引などをワイヤーで付けていきました。
参加者の方がたまたまゆずを持って来られていたので、
即興でゆずを付け、さらに豪華なしめ縄飾りを作った方も。
今回の参加者の方々は、賑やかで楽しい飾りを付ける方が多く、
私もつられていつも以上に盛ってしまいました。
皆さんの作品、完成です!
オリジナルのステキなしめ縄飾りができました~。
シンプルかわいいものから、ゴージャスなものまで。
自分で作ったものは思い入れが違います。
お正月まではまだ少しありますが、すぐにでも飾りたい!
そして、せっかく縄が綯えるようになったので、
来年はどこかでわらを手に入れて、自分でしめ縄飾りが作れたらいいなあと思いました。
右撚り縄も練習すれば、日常生活で使うヒモやロープなんかも作れるようになるかもしれません。
日本でわら細工が作れる職人さんは本当に少なくなってしまっていて、それも技術を持っているのはご高齢の方ばかりだと聞きます。
そんな状況を知れば知るほど焦るばかりですが、
こうやって身近なところから技術を習得して、引き継いでいけたらいいですね。
今回は8名の方にご参加いただきました。
楽しい時間をありがとうございました♪
今回の講師のヒュッゲナチュラ富岡さんとさとう植物店佐藤さんのしめ縄飾りは、すみれやの店頭でも販売しています。
古代米の穂の存在感に風格を感じる、シンプルで美しいしめ縄飾りです。
来年からのお正月シーズンに楽しみが一つ増えました。
富岡さん、佐藤さん、ありがとうございました。(藤)