アメリカ大統領選でトランプ候補が勝ちました。
なぜあの暴言ばかりのトランプが勝ったのでしょう。
なぜオバマ政権を継承しようとした「リベラル」なはずのヒラリーは負けたのでしょう?
日本の報道をみていると皆目分からない。

でもここ10数年ぐらいの間に激変してきたアメリカの社会状況を追いかけてみると見えてくる事がたくさんあります。
端的に言えば激烈に貧富の格差が開き、どんどん社会が酷くなっている。
しかもブッシュ・ジュニア政権、ビル・クリントン政権、オバマ政権と何ら変わらずに悪くなり続けてきました。

一例をあげるならばアメリカでは激太りする人が増えています。しかも貧しい人がどんどんファットになり病気にもなっている。ジャンクフードしか買えない人々が増えているのです。
背景には食べ物までマネーゲームの対象にしだしたアメリカ社会の腐敗があります。その中で1%の人々だけが億万長者になっている。その大金持ち、ウォール街の金融家たちがこぞって支持していたのがヒラリーだったのです。

そればかりではありません。ヒラリーのバックについたのは戦争で大もうけしている軍産複合体でもありました。
これに対して戦争はもう止めて欲しいと訴える退役将校たちがトランプの支持にまわりました。
だからといってトランプのあのあまりにも排他的な発言を許す事もできません。

ほんとのところはアメリカで何が起こっているのでしょう。
トランプ現象をどう捉えたら良いのでしょう。
私たちはそこから何を学び、何に備えたらよいのでしょうか?
この点を一緒に考えてみましょう。

講師:守田敏也
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。
311以降は原発事故問題をおいかけている。
2012年3月に物理学者の矢ヶ﨑克馬氏とともに岩波ブックレットから『内部被曝』を上梓。

日時:2016年12月18日(日)18:00〜20:00
場所:すみれや2F
参加費:1,000円
定員:20名
お申し込み:haruyama@sumireya.org(春山)