心地よくて心がふわっと華やぐ衣やアクセサリーを集めました。
お気に入りのものを身につけて、軽やかに暮らしたい。
すみれやが選ぶ7人の作家の、丁寧な手仕事によるものを展示販売します。

 

[ 衣 ]

大原潔子 月の木/服
渡邉知栄 洋服のお直し+洋裁教室/服

[ アクセサリー ]

文除唯/刺繍
上田真理子 um/金属
佐田亜矢/染め織り
白井文子/こぎん刺し
宮内知子/木工

[ work shop ]

自家栽培オーガニックコットンの手紡ぎ/室屋清美
5月7日(日) 13:00〜16:00 (30分〜1時間ほど)予約不要
参加費/800円(材料費・紡いだ糸の持ち帰り込み)

[在廊スケジュール]

3日(水) 大原潔子12〜17、渡邉知栄11〜17、文除唯11〜17、 上田真理子11〜17
4日(木) 渡邉知栄11〜17、 白井文子13〜17
5日(金) 大原潔子12〜17、渡邉知栄11〜17、文除唯11〜17
6日(土) 大原潔子12〜17、渡邉知栄11〜17、 白井文子13〜17
7日(日) 大原潔子12〜17、渡邉知栄11〜17、文除唯11〜17、白井文子13〜17、 宮内知子15〜17

 


【作品紹介】

白井文子/こぎん刺し

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こぎん刺しとは、江戸時代に津軽地方で生まれた刺し子の技法のこと。
細かく美しいモドコと呼ばれる図案が特徴です。
伝統を意識しつつ、白井さんならではの色糸で刺したモドコを
イヤリング・帯留め・ブローチなどのアクセサリーにしていただきました。

色鮮やかな文様は、シンプルな服に合わせるとアクセントになってとても映えそうです。
1つ1つが異なるので、どれにしようか迷ってしまいます。

タイミングが合えば、白井さんの在廊時にこぎん刺しの実演作業が見られるかもしれません!

 

佐田亜矢/染め織り

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「自然布処ののや」の佐田亜矢さんは、奄美大島の南側にある加計呂麻島で作品を作っています。

今回は芭蕉布の髪飾りや、琉球藍や泥染・草木染めによるスカーフなどを出品します。
芭蕉布は、琉球・奄美大島で作られてきた自然布です。
自ら畑で芭蕉を栽培し、その葉から繊維を採って、糸を紡ぎ、糸や布を染め、機織りするという行程でつくられた作品たち。

草木染めなどによるスカーフもさまざまな色が揃っています。
自分に合う色をぜひ探してください。琉球藍で染めた靴下も販売予定です。

自然豊かな南国の離島で、自然のサイクルに寄り添った丁寧な手仕事から生まれる布たちを纏ってみませんか。

 

「洋服のお直し + 洋裁教室 渡邉知栄」渡邉知栄 / 服

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「洋服のお直し + 洋裁教室 渡邉知栄」の渡邉知栄さんは、
出町柳駅近くのカフェ「かぜのね」2階で、洋服のお直しや洋裁教室を営まれています。

渡邉さんが大切にしているのは、その人の身体に合った洋服を仕立てること。
サイズが合わなくなってしまった服、クローゼットに眠っている服も、
その人に合ったお直しをすれば、「捨てる」という選択肢を取らずに、素敵に長く着ることができます。

今回の展示会では、ブラウスやワンピースなど初夏にピッタリの涼しげで着心地のいい日常着を受注販売していただく予定です。

洋服のオーダーメイドというとなんだか敷居が高いイメージですが、
近所のお姉さんに相談するように、自分に合ったサイズの洋服を気軽に仕立てることができます。
自分の身体にしっくり馴染む、お気に入りの洋服を作ってみるのはいかがでしょうか。

 

「洋服のお直し + 洋裁教室 渡邉知栄」
http://chiewatanabekyoto.tumblr.com/

 

上田真理子um / 金属

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真鍮、シルバーなどの金属を使ってアクセサリーをつくる「um」の上田真理子さん。
金属をバーナーで熱し、熱いうちに金槌で「叩く」、やすりなどを用いて金属を好きなカタチに「やする」、鏨(タガネ)で模様を「彫る」…といった彫金の技術を用いて、シンプルだけど味わい深い形に仕上げます。
上田さんは普段はアクセサリーだけでなく、生活道具などもこの技術を使って制作しています。
そちらもとてもステキなので、またの機会に紹介したいです。
上田さんのブローチは優しいフォルムながら、つけただけで全体がキュッと引き締まりそうです。

 

文除唯 / 刺繍

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AnimalMedicineシリーズの蝶々と蝙蝠を出品してくれるのは、文除唯(やよい)さんです。

AnimalMedicineとは、ネイティブアメリカンの言葉です。

動物のもつ習性(パワー)を学び、大いなる神秘とつながり、生きとし生けるすべてののものとの関係を向上させること。
肉体と思考と精神を癒す、すべての術はメディスンと呼ばれるそうです。
そんな何かを時々思い出させてもらうお守りのようなアクセサリーです。

このシリーズは刺繍の配色が美しいのです。 文除唯さんはカラーコーディネートの知識も持っているので、お願いしたら、その人に合う色合いを提案してくれるかもしれません。

刺繍なのでとても軽いです。ふわっと蝶々が舞い降りて来たような感じで身につけてみたらいかがでしょう。

大原潔子 月の木  /  服

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「月の木」大原潔子さんの服は、涼しげな白い素材のワンピースやスカートです。
これからの季節に、重ねたり羽織ったり。
透け感のある生地なので、色の重なりで服の表情が変わります。

白い服としてだけでなく、汚れたり気分を変えたくなったら、
あとから染色することも。
大原さんの服の魅力は、シンプルなのに存在感があること。
そして、着ていて楽なのに、きれいでスッキリ見えること。

お家の中では部屋着のようにゆったり着て、
小物をちょこっとプラスすれば、そのまま街へ出ることもできます。
いつもの服をお洒落に着れるとちょっとうれしい。
毎日の暮らしが楽しくなるような、そんな服です。
大原さんご自身も、審美眼があってセンスが光る方。
在廊時には、ぜひコーディネートの相談などしてみてください。

宮内知子 / 木工

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今回最後にご紹介するのは、宮内知子さんです。
様々な種類の木を合わせて合わせ木という独自の手法で模様を作り、ブローチに仕立てています。

まるで絵を描くように、いろんな表情が作り出されているので、じっくりとご覧ください。
すみれや店舗に掛けている時計も宮内さんが作ったものなんですよ。

宮内さんは普段は京都府南部の南山城村でブローチやお皿を制作をしています。
そして、日本各地で展示販売をしに駆け回っています。実はこのGW期間、彼女はすみれやを含めて3カ所で展示しているのです。

素朴な服にしっくりと合いそうな合わせ木のブローチたち、お楽しみに!